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日本・ベトナム友好親善にむけて

宮崎県日本・ベトナム友好協会

理事長根岸裕孝

本年は、日本・ベトナムの国交が樹立して50周年の年となりました。この節目の年を迎えて、本日の式典にご来賓の皆様及び宮崎県内で就労されているベトナムの皆様のご出席を賜りましたことを、宮崎県日本・ベトナム友好協会の会員・役員を代表し心より御礼申し上げます。

さて、ベトナムは、アジア東南部に位置し日本とは歴史的なつながりがあり、両国の関係は、経済・文化など多岐にわたり協力関係を築いてきました。近年、我が国のベトナムヘの投資や貿易が活発に行われるとともに多くの技能実習生の受け入れを行ってきました。

宮崎県においても、これまで農業や建設業・製造業など県内産業や大学にベトナムからの技能実習生や留学生を受け入れて協力関係を築いてきました。令和3年12月時点で2,419人(外国人構成比34.5%)のベトナム籍の皆さんが宮崎県の経済・社会を支えております。

先日、国交樹立50周年を迎えて本協会としてベトナムを訪問しました。ベトナムの美しい自然と景観そして文化に触れて感動するとともに、活力と熱気に溢れる街並みからベトナムの力強い発展を感じました。また、日本語教育も積極的に行われており、一生懸命に日本語を学ぶ多くの勤勉な若者たちの姿に深く感銘を受けたところです。

3年前の台風10号による土砂崩れにより椎葉村では建設業に従事するベトナム人技能実習生2名が犠牲となりました。山村の生活に溶け込み地域社会の一員として活躍されていた最中での出来事であり、多くの県民が心を痛めたところです。そうしたなかで先日、本協会主催のベトナム人サッカー大会に同村から新たなベトナムからの技能実習生が参加し元気な姿を見せていました。災害の大きな痛みからの再出発に関係者の皆様の大変なご苦労を拝察するとともにご尽力に改めて敬意を表する次第です。

平成27年に宮崎県とベトナム・ナムディン省及び南九州大学は「農業振興に関する連携合意」を締結し、今年7月に河野知事が初めてナムディン省を訪問されてコロナ禍で止まっていた交流が再開されました。また、今月には、ナムディン省関係者が4年ぶりに本県を訪問し、知事表敬訪問や農業高校等の現地視察が行われるなど、宮崎県とベトナムとの交流は、農業のみならず多岐にわたって今後益々発展していくものと期待しております。

国交樹立50周年の節目の年を迎えて多くの関係者の皆様とともにこれからも宮崎県における日本とベトナムの友好・親善に努めて揺るぎない協力関係を築いていきたいと思っております。今後とも本協会の諸事業につきましてご高配を賜りますようお願い申し上げます。

日本ベトナム外交関係樹立50周年記念宮崎県式典

2023年10月1日に宮崎市にあるニューウェルシティ宮崎において、日本ベトナム外交関係樹立50周年記念宮崎県式典が開催されました。

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